2014年05月18日

筋萎縮性側索硬化症

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■5)基礎医学、薬学の試験問題 

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問題1.次の文章は何について説明しているか?

筋肉の随意運動に関係する神経系統が選択的に冒される原因不明の変性疾患で、特定疾患(難病)の一つに指定されている。

病名の欧文表記であるAmyotrophic Lateral Sclerosisの頭文字をとってALSと略称される。

(1)筋萎縮性側索硬化症  (2)くも膜下出血





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)筋萎縮性側索硬化症 (きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)


【参考】

(2)くも膜下出血

頭蓋(とうがい)骨の下にある脳は、外側から、厚い硬膜、その下に薄い半透明なくも膜、さらにその下にある脳実質を包む軟膜という3層の膜に覆われ、くも膜と軟膜との間は、くも膜下腔(くう)とよばれる空間があって脳脊髄(せきずい)液に満たされている。

この中に出血がおこったものを、くも膜下出血という。









問題2.次の説明文は何を説明しているか?

胸鎖乳突筋、僧帽筋、板状筋など頸部筋群の不随意収縮によっておこる頭部の持続的運動ないしは異常頭位を呈する疾患をいう。

おもに成人期にみられ、心因性や症候性のほか、特発性のものもあり、原因不明の限局性ジストニアと考えられている。

(1)三叉神経痛    (2)痙性斜頸




    


」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)痙性斜頸 (けいせいしゃけい)

頭が右または左へ回旋したり、前方や後方に倒れたり、いわゆる斜頸とは異なるもので、整形外科あるいは脳外科領域よりは心身症として治療される場合が多い。

頸部筋訓練法やジアゼパムの大量療法、自律訓練法などが行われる。重症例には手術療法を行う。


【参考】

(1)三叉神経痛 (さんさしんけいつう)

顔面に分布する三叉神経知覚枝領域に突発的におこる神経痛の総称である。

脳腫瘍(しゅよう)、脳動脈瘤(りゅう)、副鼻腔(ふくびくう)の炎症や悪性腫瘍、むし歯、ウイルス感染症、全身性代謝性疾患などが原因のこともあるが、多くは原因不明であり、むしろこのほうを一般的に三叉神経痛とよぶ場合が多い。





問題3.かっこに入る言葉は?

坐骨神経痛は坐骨神経に沿っておこる激しい神経痛で、大部分は外傷による腰仙椎(ようせんつい)の
(   A   )で坐骨神経根が圧迫されるためにおこる。

(1)鼠径ヘルニア   (2)椎間板ヘルニア





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)椎間板ヘルニア

【参考】

(1)鼠径ヘルニア (そけいへるにあ)

「鼠径(そけい)」」とは、太ももの付け根の部分のことをいい、 「ヘルニア」とは、体の組織が正しい位置からはみ出した状態をいいます。

「鼠径ヘルニア」とは、本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、多くの場合、鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気です。一般の方には「脱腸」と呼ばれている病気です。


posted by ホーライ at 21:59| 神経の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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