2014年08月15日

関節リウマチ(超基礎編)

関節リウマチとは、免疫の異常によって、全身の関節にこわばり、痛み、はれを生じる病気です。

長引くと、関節の変形をきたします。

原因は完全には解明されていません。

初期症状は、関節の痛み、炎症です。

進行して発熱や体重減少などの全身症状が起こると、心膜炎などを起こして予後不良となることもあります。

左右対称に痛みやはれ、こわばりなどの症状が出たら、一度受診しましょう。

治療には、薬物療法、手術療法、リハビリテーションの3つがあります。

薬物療法では抗リウマチ薬などが使用されますが、これは効果が現れるまでに1カ月から半年ほどかかります。

また、痛みを抑えるために、非ステロイド抗炎症薬が長期間使用されます。

関節のこわばりを緩和させるためにも、リハビリテーションは欠かせません。

高齢者ではとくに骨粗鬆症の予防や治療にも注意する必要があります。



●関節リウマチとは?

高齢者での特殊事情

一般に女性に多いのですが、高齢者では性差は縮まります。

高齢者では一般に疾患活動性に対する予後がよい、リウマチ因子陽性率が低い、リウマチ性多発筋痛症のような発症をみることがある、などの特徴があります。

これとは別に、高齢者における関節リウマチ(RA)の病像には罹病期間の長さを反映していることがあり、この場合には、関節の変化、骨粗鬆症が高度で、長期の薬物療法の結果としての臓器障害の合併も多くみられます。

関節リウマチとしての経過が長い例で、時に発熱や体重減少などの全身症状が強く、多発性神経炎、胸膜炎・心膜炎、心筋炎、間質性肺炎などを起こして、予後不良となる場合があります(悪性関節リウマチまたはリウマチ性血管炎)。




●治療とケアのポイント

高齢者の関節リウマチの治療には、以下のような特徴、注意点があります。

@高齢発症の関節リウマチでは、病初期における疾患活動性が高い場合でも、疾患の予後は比較的良好で、治療により寛解する確率が高い。

A治療効果が部分寛解にとどまったとしても、経過のなかで関節機能障害によって日常生活動作の大きな低下を来すに至るのは、一般に発症してから10年前後なので、治療にあたっては患者さんの平均余命を考慮する必要がある。

B長期の罹病をへて高齢に至った患者さんの場合、すでにさまざまな治療が試みられており、高い活動性が持続している場合でも、新たな治療で大きな効果を期待することはできない。

C薬剤の副作用発現の危険性が高いことなどを念頭に置いて薬剤を選択する。

D高齢者ではとくに骨粗鬆症の予防・治療に留意する。




以上


posted by ホーライ at 02:12| 自己免疫疾患 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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