2014年06月25日

アレルギー性鼻炎とはどんな病気か

●アレルギー性鼻炎とはどんな病気か

抗原と抗体が鼻の粘膜で反応して、くしゃみ、鼻みず、鼻づまりを起こすのがアレルギー性鼻炎です。

アレルギー反応(I型)で起こる病気には、ほかに気管支喘息(きかんしぜんそく)、アトピー性皮膚炎、アレルギー性結膜炎(けつまくえん)などがあります。

これらアレルギー性の病気はしばしば同時に起こります。




●原因は何か
 
原因になる物質(抗原)にはいろいろな種類があり、主なものとしてはハウスダスト(ダニなどの家のほこり)、スギ花粉、イネ科花粉、ブタクサ花粉、真菌(カビ)、ペットとして飼っているイヌやネコの毛があります。
 
これらの抗原は、息を吸うと鼻のなかに入り(吸入抗原)、鼻の粘膜にある抗体と出合いアレルギー反応(I型)を起こします。

抗体はIgE抗体と呼ばれ、アトピー体質のある人の体内でつくられます。

このIgE抗体は、鼻の粘膜で肥満細胞(ひまんさいぼう)という細胞と強く結びつく性質をもっています。
 


アトピー体質のある人が、各種吸入抗原を吸うと抗原抗体反応が鼻の粘膜で起こり、肥満細胞からヒスタミンなどの物質が放出されます。

放出されたヒスタミンなどの物質は、鼻の粘膜を刺激してくしゃみ、鼻みず、鼻づまり、鼻のかゆみを起こします。

したがってスギ花粉症もアレルギー性鼻炎に属します。

大気汚染や食生活の変化によりアレルギー性鼻炎は増えています。




●症状の現れ方
 
ハウスダスト(ダニなど)とスギ花粉によるアレルギー性鼻炎の患者さんが最も多くなっています。

家のほこりによるアレルギー性鼻炎の特徴は、一年中くしゃみ、鼻みず、鼻づまりが続くことです(通年性アレルギー性鼻炎)。

鼻づまりが強く、くしゃみや鼻みずを感じない場合や、くしゃみと鼻みずが強く、鼻づまりを感じない場合などがあります。
 
くしゃみは発作性に起こることが多く、一度起こると何度も続けて出ます。

ハウスダストのアレルギー性鼻炎の患者さんは、しばしば気管支喘息やアトピー性皮膚炎を併せもっています。
 

スギ花粉症の特徴は、毎年2〜4月(スギ花粉が飛ぶ季節)にかけてくしゃみ、鼻水、鼻づまりを起こします(季節性アレルギー性鼻炎)。

スギ花粉が飛ばない季節に鼻症状はありません。

アレルギー性結膜炎をいっしょにもっている人が多く、鼻症状以外に目のかゆみが強く起きます。



●検査と診断
 
アレルギー性鼻炎の診断には、鼻みずのなかにアレルギーの細胞(好酸球(こうさんきゅう))があるかどうか、抗原を皮膚に注射してアレルギー反応(I型)が起こるかどうかをみる皮膚反応、血液中のIgE抗体の測定、抗原を鼻に入れてアレルギー反応(I型)が起こるかどうかをみる鼻誘発テストが行われます。
 
まぎらわしい病気にかぜがあります。

アレルギー性鼻炎には鼻のかゆみがあり、またかぜの場合に出る黄色や緑色の鼻汁(びじゅう)でなく、水性の鼻みずが出る特徴があります。

かぜの場合には、アレルギー性鼻炎で行われる検査はすべて陰性です。




●アレルギー性鼻炎に気づいたらどうする
 
原因がハウスダスト(ダニなど)の場合には、家のなかを掃除し清潔にすることが重要です。

スギ花粉症の場合には、工夫されたマスクやメガネが市販されています。
 
これらのことを行っても鼻症状があり、生活に支障がある場合には耳鼻咽喉科を受診します。

どのような症状がどの程度あるか、原因抗原の違いにより治療法が異なりますので、専門医の指示に従ってください。



以上
posted by ホーライ at 07:13| アレルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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