2014年05月25日

劇症肝炎とは?

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■治験担当モニターとCRCに必要な基礎医学知識、薬学の試験問題、カルテ用語 (273)
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問題1.次の文章のかっこに入るのは何番?

劇症肝炎とは肝炎のうち症状発現後( A )以内に高度の
肝機能障害に基づいて肝性昏睡2度以上の脳症を来たし、
プロトロンビン時間がコントロールに比べて40%以下を
示すものである。

(1)8週間  (2)24週間









=================
   正解
=================

A=(1)8週間






問題2.次の文章は正しいか?

劇症肝炎の主な症状として下記のものがある。

・意識レベルの低下(肝性脳症、昏睡)
・黄疸
・出血傾向
・腹水   など


(A)正しい  (B)間違い







=================
   正解
=================

(A)正しい 







問題3.次の文章は正しいか?

劇症肝炎には発病後10日以内に「黄疸」の発現する急性型と
それ以後に発病する亜急性型とがある。

(A)正しい  (B)間違い







=================
   正解
=================

(B)間違い

黄疸(誤)⇒脳症(正)









問題4.次の文章は正しいか?

わが国における劇症肝炎の大半は薬剤性だが
肝炎ウイルスによるものもわずかだがある。

(A)正しい  (B)間違い










=================
   正解
=================

(B)間違い 

正しくは「大半は肝炎ウイルスによるものであるが、
薬剤によるものもある。」
posted by ホーライ at 10:09| 基礎医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月20日

アレルギーについて簡単に述べよ

アレルギー(独 Allergie)とは、免疫反応が、特定の抗原に対して過剰に起こることをいう。

免疫反応は、外来の異物(抗原)を排除するために働く、生体にとって不可欠な生理機能である。



アレルギーが起こる原因は解明されていないが、生活環境のほか、抗原に対する過剰な曝露、遺伝などが原因ではないかと考えられている。

なお、アレルギーを引き起こす環境由来抗原を特にアレルゲンと呼ぶ。

最近では先進国で患者が急増しており、日本における診療科目・標榜科のひとつとしてアレルギーを専門とするアレルギー科がある。

喘息をはじめとするアレルギーの治療に関して、欧米の医師と日本の医師との認識の違いの大きさを指摘し、改善可能な点が多々残されていると主張する医師もいる。




●アレルギー疾患と自己免疫疾患

自己免疫疾患はアレルギーと異なり、自己の持つ抗原に対して免疫反応が起こる疾患である。

内因性のアレルゲンによるアレルギー反応が病態となっている点が異なるが、その機序は同一である。



【アレルギー疾患】

外部からの抗原に対し、免疫反応が起こる疾患。

ただしその抗原は通常生活で曝露される量では無害であることが多く(たとえば春先の花粉そのものが毒性を持っているわけではない)、不必要に不快な結果をもたらす免疫応答が起こっているといえる。 

アレルギー性疾患とも言う。

代表的な疾患としては アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)、アレルギー性結膜炎、 アレルギー性胃腸炎、気管支喘息、小児喘息、食物アレルギー、薬物アレルギー、蕁麻疹があげられる。

また、最近になって柑橘類の匂いや、ガムなどの香料の匂い程度で喘息、顔面紅潮などの1型アレルギー症状を示す病態が注目されている。




【自己免疫疾患】

自己の体を構成する物質を抗原として、免疫反応が起こる疾患。

特定の臓器や部位の障害、炎症をもたらしたり、全身性の症状を呈する場合がある。

代表的な疾患としては関節リウマチといった膠原病や円形脱毛症があげられる。



●衛生仮説

環境が清潔すぎると、アレルギー疾患が増えるという衛生仮説は非常に話題となっていたが、2004年、ドイツを中心とする医科学チームの研究により乳幼児期におけるエンドトキシンの曝露量が、以後の花粉症やぜんそくの発症に密接に関係していることが明らかにされた。

これは、乳幼児期の環境が清潔すぎると、アレルギー疾患の罹患率が高くなるという衛生仮説を裏付ける重要な報告である。

また、これらの研究を取り上げたドキュメンタリー番組「病の起源 (NHKスペシャル) 第6集 アレルギー 〜2億年目の免疫異変〜」が2008年11月23日(日) 午後9時 - 9時49分にNHK総合テレビで放送された。



●分類

アレルギーは、その発生機序により大きく I から V 型に分類される。これをクームス分類という。


●I型アレルギー

IgEというタイプの免疫グロブリンが肥満細胞(マスト細胞)や好塩基球という白血球に結合し、そこに抗原が結合するとこれらの細胞がヒスタミン、セロトニンなどの生理活性物質を放出する。

これにより、血管拡張や血管透過性亢進などが起こり、浮腫、掻痒などの症状があらわれる。

この反応は抗原が体内に入るとすぐに生じ、即時型過敏と呼ばれ、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、蕁麻疹等の症状を伴う。

また、反応が激しく、全身性のものをアナフィラキシーと呼び、さらに急速な血圧低下によりショック状態を呈したものをアナフィラキシーショックという。

また、この種のアレルギー症状は、10分前後で現れてくる。

代表的な疾患としては、蕁麻疹、PIE症候群、食物アレルギー、花粉症、アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、アナフィラキシーショックがあげられる。





●II型アレルギー

IgGというタイプの免疫グロブリンが、抗原を有する自己の細胞に結合し、それを認識した白血球が細胞を破壊する反応である。

代表的にはB型肝炎やC型肝炎などのウイルス性肝炎が挙げられる。

ウイルスを体内から除去しようとする結果、肝細胞が破壊されるため症状を来している。

ペニシリンアレルギーも、II型アレルギーの一種である。

この種のアレルギーの有無は、クームス試験などの検査によって調べる。


代表的な疾患としては自己免疫性溶血性貧血(AIHA)、不適合輸血、特発性血小板減少性紫斑病(ITP)、悪性貧血、リウマチ熱、グッドパスチャー症候群、重症筋無力症、橋本病、円形脱毛症があげられる。





●III型アレルギー

免疫反応により、抗原・抗体・補体などが互いに結合した免疫複合体が形成される。

この免疫複合体が血流に乗って流れた先で、周囲の組織を傷害する反応である。

免疫複合体の傷害する部位が限局的な部位にとどまる反応をアルサス型反応といい、全身にわたるものを血清病と呼ぶ。

過敏性肺臓炎はアルサス型反応の、全身性エリテマトーデスや溶血性連鎖球菌感染後糸球体腎炎は血清病の代表例である。

この種のアレルギーは、2〜8時間で、発赤や浮腫となって現れる。


代表的な疾患としては血清病、全身性エリテマトーデス(ループス腎炎)、急性糸球体腎炎、関節リウマチ、過敏性肺臓炎、リウマチ性肺炎、多発性動脈炎、アレルギー性血管炎、シェーグレン症候群があげられる。




●IV型アレルギー

抗原と特異的に反応する感作T細胞によって起こる。

抗原と反応した感作T細胞から、マクロファージを活性化する因子などの様々な生理活性物質が遊離し、周囲の組織傷害を起こす。

薬物アレルギー、金属アレルギーなどがある。

他のアレルギー反応がすべて液性免疫であるのに対し、IV型アレルギーだけは細胞性免疫がかかわり、リンパ球の集簇(しゅうそう、むらがってあつまること)・増殖・活性化などに時間が掛かるため、遅延型過敏症と呼ばれる。

ツベルクリン反応、接触性皮膚炎などがある。

この種のアレルギーの皮内反応は、24〜48時間後、発赤、硬結となって現れる。



代表的な疾患としては接触性皮膚炎(いわゆる「ウルシかぶれ」は「アレルギー性接触皮膚炎」の一種である。)ツベルクリン反応、移植免疫、腫瘍免疫、シェーグレン症候群、感染アレルギー、薬剤性肺炎、ギラン・バレー症候群があげられる。


近年、免疫学の進歩により細胞性免疫によるIV型アレルギーも責任免疫細胞によって細分類されることがある。

しかし細分類してもマネジメントは変化しない。

IVa型Th1細胞とマクロファージによる反応でありツベルクリン反応、接触性皮膚炎がこれに含まれる。

IVb型Th2細胞と好酸球による反応であり気管支喘息、アレルギー性鼻炎、蛋白誘発性腸炎が含まれる。

IVc型CD8+T細胞による反応であり接触性皮膚炎が含まれる。

IVd型T細胞と好中球による反応でありベーチェット病などが含まれる。




●V型アレルギー

受容体に対する自己抗体が産生され、その自己抗体がリガンドと同様に受容体を刺激することで、細胞から物質が分泌され続けるために起こるアレルギー。

基本的な機序はII型アレルギーと同じであり、刺激性という点だけが異なる。

代表的疾患はバセドウ病。




●アレルギー疾患のアプローチ

アレルギー疾患のマネージメントを行うには、アレルギー疾患の鑑別のための問診、アレルゲン曝露から発症までの時間経過、症状の持続時間、全身性に症状があるのか、局所のみなのか、既往歴や家族歴があるのかといった点に注目すると整理しやすいといわれている。

もしアレルギー疾患を疑うのならば、まずはI型アレルギーのよるものかそれ以外、非I型アレルギーによるものかを区別すると診断にたどり着きやすくなる。

I型アレルギーによるものならば、即時型アレルギーといわれるようにアレルゲン曝露をしてから5分から90分以内に発症することが多いといわれている。


I型アレルギーで特に救急医学で重要視されているのがアナフィラキシーショックである。

重度のI型アレルギー反応においては早期のアドレナリン投与がもっとも重要であるといわれている。

早期にボスミン0.3mgの筋注を行うことで死亡率の減少がみられるだけではなく、数時間後に起こるといわれている第二相反応の防止効果もあるといわれている。

再発ともいえる第二相反応のリスクがあるために蜂に刺されたなどの理由でアナフィラキシーを起こした人がERに来た場合は5時間ほど安静にするか、リスクを十分に説明しておく必要がある。

アドレナリンの投与方法は大腿前外側部の筋注がすすめられている。



アレルギー疾患であると診断がついたとき、最も基本となる治療は原因抗原の回避と除去である。

接触などは比較的容易に防げそうだが決して簡単ではない。

例えば、ハウスダストや猫などに対するアレルギーの場合、アレルギー症状が起こりにくいレベルまで吸入抗原の濃度を減少させるのに数か月を要することも少なくないからである。

またアレルゲンには交差反応という現象も知られており、ラテックスとバナナ、白樺花粉とリンゴといった、一見関係のないように思える物質でも症状を誘発することはありえる。



アレルギー疾患の頻度は年齢によって大きく異なることが知られており、非典型的な年齢において発症した場合は他の疾患を念頭に置いた方が良い場合がある。

例えば成人発症のアトピー性皮膚炎を疑う場合は、鑑別としてT細胞性の悪性リンパ腫も考える必要がある。




●アレルギー疾患を調べる検査

アレルギー疾患を調べるための検査としては血清TARC、RAST、プリックテスト、経口誘発試験、リンパ球幼若化試験やリンパ球刺激試験、パッチテストなどが知られている。

TARCは病勢を反映して変動するため、重症度判定や治療効果判定に用いられることもある。

ブリックテストやRASTはI型アレルギーに対する試験であり、それ以外の機序で起こるアレルギーである、接触性皮膚炎、薬剤熱、血小板減少症、スティーブンジョンソン症候群などでは全く役に立たない。

さらにRASTは陽性であっても臨床的な症状と一致しないことが多いため注意が必要である(関係のない項目のRASTを行うと逆に混乱する)。


リンパ球幼若化試験(LTT)やリンパ球刺激試験(LST)は主に薬物アレルギーを調べるための試験でありI型アレルギー以外の機序の場合も有効である。

パッチテストはIV型アレルギーを調べるための検査である。染髪の際に行うのが最も有名である。




●アレルギー疾患の合併

気管支喘息と副鼻腔炎といったようにアレルギー性疾患は合併することが多く知られている。

特に呼吸器系のアレルギー性疾患は合併率が非常に高く、one airway one diseaseという考え方が提唱されている。

喘息と副鼻腔炎を同時に治療することで双方の治療効果に影響がでる。



以上


posted by ホーライ at 05:42| アレルギー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月18日

筋萎縮性側索硬化症

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■  
■5)基礎医学、薬学の試験問題 

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問題1.次の文章は何について説明しているか?

筋肉の随意運動に関係する神経系統が選択的に冒される原因不明の変性疾患で、特定疾患(難病)の一つに指定されている。

病名の欧文表記であるAmyotrophic Lateral Sclerosisの頭文字をとってALSと略称される。

(1)筋萎縮性側索硬化症  (2)くも膜下出血





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(1)筋萎縮性側索硬化症 (きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)


【参考】

(2)くも膜下出血

頭蓋(とうがい)骨の下にある脳は、外側から、厚い硬膜、その下に薄い半透明なくも膜、さらにその下にある脳実質を包む軟膜という3層の膜に覆われ、くも膜と軟膜との間は、くも膜下腔(くう)とよばれる空間があって脳脊髄(せきずい)液に満たされている。

この中に出血がおこったものを、くも膜下出血という。









問題2.次の説明文は何を説明しているか?

胸鎖乳突筋、僧帽筋、板状筋など頸部筋群の不随意収縮によっておこる頭部の持続的運動ないしは異常頭位を呈する疾患をいう。

おもに成人期にみられ、心因性や症候性のほか、特発性のものもあり、原因不明の限局性ジストニアと考えられている。

(1)三叉神経痛    (2)痙性斜頸




    


」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)痙性斜頸 (けいせいしゃけい)

頭が右または左へ回旋したり、前方や後方に倒れたり、いわゆる斜頸とは異なるもので、整形外科あるいは脳外科領域よりは心身症として治療される場合が多い。

頸部筋訓練法やジアゼパムの大量療法、自律訓練法などが行われる。重症例には手術療法を行う。


【参考】

(1)三叉神経痛 (さんさしんけいつう)

顔面に分布する三叉神経知覚枝領域に突発的におこる神経痛の総称である。

脳腫瘍(しゅよう)、脳動脈瘤(りゅう)、副鼻腔(ふくびくう)の炎症や悪性腫瘍、むし歯、ウイルス感染症、全身性代謝性疾患などが原因のこともあるが、多くは原因不明であり、むしろこのほうを一般的に三叉神経痛とよぶ場合が多い。





問題3.かっこに入る言葉は?

坐骨神経痛は坐骨神経に沿っておこる激しい神経痛で、大部分は外傷による腰仙椎(ようせんつい)の
(   A   )で坐骨神経根が圧迫されるためにおこる。

(1)鼠径ヘルニア   (2)椎間板ヘルニア





」」」」」」」」」」
   正解
」」」」」」」」」」

(2)椎間板ヘルニア

【参考】

(1)鼠径ヘルニア (そけいへるにあ)

「鼠径(そけい)」」とは、太ももの付け根の部分のことをいい、 「ヘルニア」とは、体の組織が正しい位置からはみ出した状態をいいます。

「鼠径ヘルニア」とは、本来ならお腹の中にあるはずの腹膜や腸の一部が、多くの場合、鼠径部の筋膜の間から皮膚の下に出てくる病気です。一般の方には「脱腸」と呼ばれている病気です。


posted by ホーライ at 21:59| 神経の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月08日

閉塞性動脈硬化症とは?

閉塞性動脈硬化症  arteriosclerosis obliterans(ASO)

定義

腹部大動脈または四肢の主要動脈が粥状硬化病変のために狭窄または閉塞して,四肢に慢性の循環障害をきたす疾患。

●病態

@粥状動脈硬化の危険因子を背景としているが,特に喫煙の影響が顕著。

A上肢には少なく、下肢動脈系の大腿動脈・膝窩動脈・腸骨動脈・腹部大動脈の順に多いが、通常は複数の病変を認める。

B病理学的には粥状硬化病変の潰瘍形成・石灰化・出血・血栓付着のために内腔が閉塞または狭窄を起こしている。

C安静時には血管内腔断面積が75%以下になると血流減少が起こる。運動時には安静時の10倍以上の血流が必要とされるため、歩行時などには運動に見合った血流が供給できなくなると虚血症状が出現することになる。この状態が持続すると側副血行路が発達し始める。

D粥状硬化巣の破裂・血栓形成で急性閉塞が起こった場合には急激な虚血のために突然罹患側の激しい疼痛で発症する。




●診断のポイント

@50歳以上の男性に好発。

A高血圧・糖尿病・高脂血症の既往がある。

B間欠跛行・下肢動脈の拍動減弱がみられる。

C動脈造影⇒途絶・虫喰い像(上肢罹患はまれ)



●治療方針

まず動脈硬化のリスクファクターの除去を行う。

@薬物療法⇒抗血小板薬・血管拡張薬

A血行再建手術

1)短い閉塞(10cm未満)⇒経皮的血管形成術(PTA)

2)長い閉塞(10cm以上)⇒人工血管バイパス術 or 血栓内膜摘除術

3)その他、自家静脈移植術、壊疽例には患肢切断術。

posted by ホーライ at 12:00| 心臓と血管の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月05日

心不全とは? ごく簡単に述べよ

私たちのからだが活動を行なうためには、全身の組織において栄養分や酸素が必要です。

心臓は、栄養分や酸素を含んだ血液を全身に送り出すポンプのはたらきをしています。

このポンプのはたらきが低下して、全身が必要とする血液を十分に送り出すことができなくなった状態を心不全といいます。

簡単にいうと、心不全とは、心臓が弱った状態のことです。


●心不全の種類

心不全は、おこり方によって、@急性心不全、A慢性心不全、B慢性心不全の急性増悪(ぞうあく)、の3つに分けられます。

@急性心不全とは、急性心筋梗塞症(しんきんこうそくしょう)などの急性の病気が原因となって、それまで症状がなかった人に呼吸困難、起坐呼吸(きざこきゅう)(「症状は3つに分けられる」の肺うっ血症状参照)、血圧低下などの心不全の症状が急に出現するもので、緊急の入院治療が必要です。

A慢性心不全とは、心臓弁膜症(しんぞうべんまくしょう)や心筋症が原因となって心臓のはたらきが低下し、運動時の動悸(どうき)、息切れ、呼吸困難や足のむくみなどの症状が慢性的に持続しているものです。この場合、症状を軽くしたり、心不全の進行を食い止めるための検査や治療が必要です。

B慢性心不全の急性増悪とは、心臓のはたらきが低下しているけれども症状が軽くて安定していた慢性心不全の患者さんに、なんらかのきっかけで急に呼吸困難などの症状が出現するものです。この場合は急性心不全と同様に、緊急の入院治療が必要です。


posted by ホーライ at 02:10| 心臓と血管の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月02日

拒絶反応(きょぜつはんのう) について

問題3.次の文章のかっこを埋めよ

拒絶反応(きょぜつはんのう) について


拒絶反応(きょぜつはんのう) とは臓器組織の同種移植時に宿主・移植片間に(   A   )がおこり、宿主が産生した抗体によって移植片が拒絶されることで、拒否反応ともいう。

移植免疫は移植細胞中にある主要組織適合抗原によって引き起こされる。

移植片から遊離した細胞が抗原情報を宿主のリンパ球に伝えると、抗原量に応じて免疫能をもつ特殊なリンパ球(キラー細胞)が形成され、移植片に破壊的に作用する。

免疫抑制剤を使わない限り、早晩、移植片は脱落する。

宿主と移植片間の共有抗原が少ないほど拒絶反応は強い。


(1)消化反応        (2)免疫反応













」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)免疫反応



posted by ホーライ at 03:00| 基礎生理学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月01日

不整脈とは?ごく簡単に述べよ。

不整脈(ふせいみゃく、英語 Arrhythmia)とは、心拍数やリズムが一定でない状態の事を言う。

また心拍や脈拍が整であっても、心電図異常がある場合は臨床的には不整脈である。


対義語は「整脈」だが、臨床的には正常洞調律 (NSR:Normal Sinus Rhythm) と呼ぶことが多い。

正常洞調律は以下のような特徴をもつ。

P-R間隔が一定である。

QRS幅が0.1秒以下である。

P波が存在する。

P波とQRSの間隔が0.1〜0.2秒程度で一定である。


逆に、これらの条件のどれにどう異常があるかによって、不整脈は分類されている。



不整脈の発生機序として刺激生成異常と刺激伝導異常がある。

高齢者に多いが、各世代に不整脈をもっている人は普遍的に存在している。

原因として、虚血性心疾患、先天性心疾患などがある。

不整脈には様々な種類が存在し、全く自覚症状を伴わない不整脈もあるが、ある種の不整脈は生命の危険を伴っており突然死の原因とも成りうる。

ただし、普通の人でも体調不良時に不整脈を起こしていることはよくあるし、また常時不整脈を起こしている人でも日常生活にはなんら問題がない場合も多い。



心臓は全身に血液を送り出すポンプの働きをしている。

ポンプを動かしているのは電気刺激である。

まず、右心房にある洞房結節 (SA node) が興奮し、電気刺激が心房を介し右心房の下方にある房室結節へと伝わる。

更に興奮は房室結節からHis束、プルキンエ (Purkinje) 線維へと伝導し、心筋全体へと電気刺激が伝わっていく。

刺激生成あるいは伝導経路のどこかが障害され、心臓の興奮が正常に伝わらない状態が不整脈を起こす。

例えば、心房細動は、心房の筋肉の各部分が無秩序、不規則に興奮している状態であり、この無秩序な興奮が心室へと伝達されることで脈が不整となる。

また多量のコーヒー摂取からカフェインにより不整になることがある。


posted by ホーライ at 19:43| 心臓と血管の病気 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

クォリティ・オブ・ライフ 略称は(  A  )。

問題2.次の文章のかっこを埋めよ

クォリティ・オブ・ライフ

略称は(  A  )。

「生命の質」「生活の質」などと訳される。

たんに命をながらえるよりも、どのような快適な生活が可能かを重視する考え方。

(1)ALT     (2)QOL









」」」」」」」」」」」」
   答え
」」」」」」」」」」」」

(2)QOL


【参考 その1】

クオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、QOL)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。

QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。



【参考 その2】

(1)ALT = 別名:アラニンアミノトランスフェラーゼ
posted by ホーライ at 03:00| 基礎医学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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